STORJとは

Storjはブロックチェーンを利用した分散型ファイルストレージサービスです。第三者を信頼する必要なく個人間でストレージを貸し借りできます。Storjはストレージを借りるための「Metadisk」と貸すための「StorjShare」から構成されます。

STORJ.IOの提供する動画がStorjについて分かりやすく説明しています。日本語字幕が用意されているので切り替えてご覧ください。

  

 

Storj(発音:ストレージ)の特徴

  • 検閲や監視が不可能
  • ダウンタイムが発生しない
  • 高い安全性

ファイルはアップロードされる前にユーザーのコンピュータ上で暗号化され、さらにチャンクに分割されます。そのためファイルのオーナーだけが暗号化されていないファイルにアクセスできます。また、非中央集権なので、中央サーバがハッキングされるリスクが存在しません。

 

「Metadisk」でストレージを借りる

ストレージを借りるための大まかな手順は以下のようになっています。詳しくは、nemufoxと言う方が、こちらの記事で分かりやすく説明してくださっています。または、英語ではありますがSTORJ.IOの提供するこちらのドキュメントにも詳細な情報が掲載されています。

  1. STORJ.IOのアカウントを作る
  2. FileZillaと呼ばれるソフトをダウンロードする
  3. FileZillaを起動し、接続の設定をする
  4. フォルダを作成してファイルをアップロードする

 

「StorjShare」でストレージを貸す

Windowsの場合、ストレージを貸すにはStorjShareの他にNetTimeを導入する必要があります。これはパソコンの時計を数百分の一秒まで正確に合わせる必要があるためです。Macの時計は正確なので、NetTimeは必要ありません。ただし、Macの方も、何らかの不具合で時刻がずれる場合は、調整する方法もあるようです。

ストレージを貸す大まかな手順は以下のようになっています。詳細な貸し方は近いうちにまとめてみたいと思います。

  1. STORJ受取り用のウォレットを作成する
  2. SutorjShare GUI のダウンロードと設定をする
  3. NetTimeのダウンロードと設定をする
  4. ポート開放、静的IPの設定をおこなう

 

STORJ/BTCチャート

TradingViewのチャートです。BITTREXとBINANCEの価格をタブで切り替える事ができます。(円建てでなくビットコイン建てなので注意してください)

 

 

競合するプロジェクト

分散型ファイルストレージサービスとして競合するプロジェクトにSiaMaidSafeなどがあります。この他にも余ったHDDを利用したい方にとってはBURSTのマイニングも選択肢の一つになるので一部の側面では競合していると言えるかもしれません。